彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



「抱いて」

那智が小さく言った。

「私に、シオを刻みつけて。
たとえ別れる時が来ても、
忘れられないように……」


涙混じりの声に、俺は即答した。

「那智が別れたいって言わない限り、俺は那智を離さないよ」



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