彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



「あすかぁ〜、どこ行ってたのぉ〜?」


戻ると、酒に強いはずの親友がすっかりできあがっていた。


「ちょっと、ね。秀也君は?」


「電話してくるって〜」


くっそ、あいつ。

本命に電話か。


「ね、あすか〜。アタシさぁ、このままじゃいかんよねぇ」


「何が?」


「わぁかってるくせにぃ。アタシ知ってるよ。秀也の中で、アタシが1番じゃないって」



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