彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



ふぅ。

秀也はため息をついた。

「那智ちゃんさ、そんなお前が嫌になったんじゃねぇの?」


秀也はKOOLの5ミリに火をつけながら言った。


「経験上、言わせてもらうけどさ、お前、顔はいいけど中身が伴ってねぇもん」


「どういうこと?」


「女ってさ、心のどこかで、『この人頼れる〜』とか、そういうの求めてんじゃねぇかと思うんだよね、最近。」



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