彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜
2
「で?」
行きつけのファミレスに響く、秀也の声。
「で?って?」
僕は秀也が何を催促しているのかまるでわからず、尋ねた。
「次の言葉を促してんだよ!そのまま終わったらただのノロケじゃねぇか」
唾をぴんぴん飛ばしながら、笑う秀也。
「はぁ…」
僕は全くノロケる気なんてない。
真剣に、相談してるつもりだ。