彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜
「何!?」
秀也は少し驚いた顔で。
「何だよ、その気合い」
「ナチのためなら、僕はなんでもするよ」
そうだ。
ナチが笑顔になってくれるなら…
「そんなかっこいいこと言って」
秀也はいたずらっ子のように、唇の端を少しだけあげて笑った。
「ただ、ヤラシイことしたいだけ、だったり?」
僕は必死で、コーヒーを吹き出さないよう堪えながら、ぶんぶんと首を振った。
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