彼女と僕の夏休み〜天然王子=俺様彼氏②〜



「オッケー、そっちよろしく」


秀也はパタンと携帯を閉じ、僕に向き直った。


「と言うことで。土曜、空けとけよ。あ、っと。6時。駅前集合で。」


「ちょっと待てよ〜何が何だかさっぱり……」


「来たらわかるって〜お前が、那智ちゃんの気持ちを理解する努力に、一役買ったろうとしてんじゃねぇか、よっ!」


秀也は僕の背中をおもいっきり叩いた。



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