ソーダ恋。


あたしの赤髪が
夏の太陽に照らされて

ピンク色に光る。



「…海。気持ちだけ受け取っておく。」


「…何でっ?」


「いいから。」


「よくねーよ!」


だってそれは
海を巻き込むことになるんでしょう?


「海。」


そんなの、ダメだ。

そんなこと 出来ない。


「…何で?」



俯いた海の顔が、曇る。



「海には…関係ない。」

そう言って
あたしは海を突き放した。
ごめん、下手くそで。
< 22 / 64 >

この作品をシェア

pagetop