ソーダ恋。
◇2
「ねー南美。…本当によかったの?」
「ん?何がー?」
ベットにねっころがって
雑誌をめくりながら
あたしは小春に返事をする。
「海くんのことだよ。」
「…うん。」
夏休みが始まって、早2週間。
海とはあれから連絡をとっていない。
海からもこないし
もちろんあたしからもしない。
まあ、関わらないでって言ったも同然だし
そうゆう意味なんだから、
連絡がこないのなんて当たり前なんだけどね。
「本当によかったの?これで。」
「いいんだよ。」
海があたしの問題に関わろうとするつもりなら
一緒になんて居られない。
「…海くんはさ、南美を守ろうとしてるんだよ?」
「わかってるよ。」
体を起こして小春に目を向ける。
「だからこそ、だよ。」
絡んだ視線を床に落として優しく笑った。