ソーダ恋。
こんな思いを言葉にする術を、あたしは知らない。
あたし、海の事が…好き?
そんな風には、感じない。
だけど もしも 小春の言う事が
正しいんだとしたら…
「…わかんないよ。」
全然わかんない。
何が好き、で
何が、恋なの?
一人残された部屋の床に座り込んだまま
あたしは、あたしの答えを必死に探す。
けれど考えれば考えるほど
見つけようとすればするほど
どんどん
離れていってる気がして。
「ぅあー…もう。」
うなだれてベットに仰向けになると
白い天井に
金色の髪をした
屈託のない笑顔で笑う
海が浮かび上がった気がした。