ソーダ恋。


おもいっきり、基礎。


こんなん出来なかったらやばくない?


あたしは自分で言うのも何だけど

頭は悪くない。



本当はこの学校より7こ以上
上の高校に行くつもりだったけど、

この赤髪で面接が通るのは、ここくらいしかなかったから。



言っちゃ悪いけど
この学校の授業は低レベルすぎる。


だからこんな復習授業いらないのに
お母さんが行けって言うからさ…。


案の定、退屈じゃん。



「…あれ、二人来てないな。」


ふと先生が口を開いて、教室を見回すと


空席が、2つ。



1つは、あたしの隣。


「えーと…楠木。楠木 海!」


えっ…!

海…学習会、参加してたの?


「あとー…紺野!居るかー?」


…紺野さん、も。


……ふーん?
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