ソーダ恋。
「…っていうか、絶対あたしにあの学習会必要ないし!」
「南美、頭いいもんねぇ。」
授業だけだってこんなに面倒臭いのに
海はムカつくし
それに隣で絶対顔あわさなきゃいけないし
紺野さんとだって会わなきゃいけない。
頭が悪いならまだしも
あたしにとってあの学習会って、
全くなんっのメリットもなくないー?!
「決めたっ!!あたし、」
突然大きな声を出したあたしに
小春は目を丸くする。
「明日から学習会行かない!!」
「……っえぇ!?」
“一人にしないでよ〜”
って泣き付く小春を残し
学習会なんて
二度と行かないーっ!!!!
そう、心に決めた
………はず、なのに…
…なんで…
「河野!聞いてるのか?!」
「はぃ…。聞いてますよ。」
こうなるかなぁ?
目の前には、目眩がしそうな基礎の問題。
朝のくせにジリジリとあたしに紫外線を送る、太陽そのものが目障りにさえ感じてしまう。