ソーダ恋。


大事って…

海にはもっと大事な人が居るでしょ?

彼女の紺野さんならまだしも

ただの“友達”くらいのあたしに
そこまでするって

海はどんだけいい奴なのよ…


てかもーバカすぎっ!


海に迷惑かけたくないからって…
何の為にあたしは…


「…はぁ。」


「南美、明日も学習会だね?」


「え?…ああ、うん。」


「明日は来るかな?」

何て言う小春は、やっぱり楽しそうで


「明日は学習会どころじゃないかもね。」

まず何から言ってやろうか。

なんて言うと
苦笑いを浮かべた。


“また明日ね♪”

委員会があるから、と
先に教室を出て言った小春の後を追い、

あたしは一人下駄箱へ向かった。
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