ソーダ恋。
◆おまけ◆
商店街の人達の視線に耐えられずに
やって来た近くの公園のベンチに腰掛けた時
「…でさ、南美は…俺の彼女になってくれるの?」
海の口から出た素っ頓狂な質問。
「………ぶっ?!」
な…
何言ってんの?!
あたしが驚いた顔を見せると
眉をハの字に下げて、不安げな顔をした海。
い、いや…
彼女…って
それって、暗黙の了解ってものじゃないの……?
っ…何でこうバカなのよこいつはー…!
「…南美?」
「だって、海の彼女は紺野さんでしょー。」
…ほら、また
可愛くない事言っちゃった。
「…はっ?」
「…一緒にバイトだってしてるし?」
「え?」
「一緒に登下校もしてるじゃん。」
「…え??ちょ…み、南美??」
「可愛いもんねー、紺野さん。」
「え…南美?!」
「……何よ、バカ。」