―偽愛―



今日が二日目



広海の意識は戻らん



医者は流れた血液の量が多いかったワケでもないのに…意識が戻らんのはおかしい…と不思議がっていた



じゃけど、広海の身体の中の血液は少なくなっとって、俺の血液を広海に輸血した


俺は嬉しかった


少し 償いが出来た気がして…


こんな事しか出来んけど…これが せめてもの罪滅ぼしになるならと思った



それに 俺の身体の一部が広海の中に入る事で 一心同体になれた気がして 嬉しかった



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