―偽愛―




“うわぁ!…キレイ…”


瞳をキラキラ 子どもみたいに輝かせて 広海は喜ぶ


抱き締めたくて たまらない




だけど…一瞬

なぜだか竜太の顔が頭の中をよぎる




“アタシ…この花火の模様の風鈴がイイ”


記憶を無くしても 好みは変わらないんだ…


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