―偽愛―
―偽愛―











― アタシが記憶喪失になったフリをして……



…どれぐらいに なるんだろぅ…



フリっても 最初の一週間ぐらいは本当にアタシはアタシ自身、誰だか分からなかった…


だけど 次第に記憶をゆっくりと取り戻していた




海翔には 申し訳なかった…


嘘をついている事がしんどかった…


だけど…それでも記憶が戻れば……海翔はアタシのそばから離れる気がしたから…海翔が居てくれるなら 嘘を突き通す自信があった







だけど… ダメなんだ…




< 127 / 157 >

この作品をシェア

pagetop