―偽愛―




だけど…



だけど…アタシ…



海翔なしじゃあ…ひとりで生きていけそうに ないよ…



だから…

だから もう少し付き合って…よ



貴方を忘れる準備 始めるから

貴方がいなくても ひとりで生きていける力を身に付けるから…




アタシ…今まで 男1人いなくたって やっていける自信あったんだ…… 貴方に会うまでは…ね。


だから 今のアタシに…ほんのもう少しだけ付き合って…




貴方の心の傷は アタシも一緒に背負うから…








アタシは堅く決心して 海翔をひとり海に残し 部屋へと帰った




< 130 / 157 >

この作品をシェア

pagetop