―偽愛―
“頭 キンキンする”
こめかみを押さえながら 海翔は赤い色のかき氷をほおばる
アタシは チューチュー ストローで下の蜜がたくさんある部分を吸っていた
“オタク そんな食べ方してたら、後が味無くなるで”
“いらん世話”
“はいはい…すいません よう。そんなんで、彼氏いるなぁ…”
“アタシ 彼氏の前じゃあ、カワイイ女の子だもん”
“ふーん… よう疲れんな?”
“疲れんよ…彼氏、優しいもん そうそう明日、彼氏来るんよ…だから、煙草吸ってる事とか言わんでよ!”
“はいはい”