―偽愛―



受話器を戻すと



階段がギシギシ軋む



海翔が降りてきた



“おばちゃん!風呂イイかな?”



“早いうちにどうぞ”



“俺入るから、覗かんといてよ…”



通りすがりに言っていく




アタシ




やっぱり





からかわれてる





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