―偽愛―
ドスドス
アタシの後ろから たくましく歩く優人
今にも 床が抜けちゃうんじゃないか と思うぐらい
“入って…”
アタシは優人が部屋に入る前に 慌てて網戸を開け、灰皿を隠す
そして 敷きっ放しの布団を三つに畳んで
部屋の隅っこに置く
“疲れちゃったでしょ?ゆっくりしてて…お茶でも持ってくるよ”
“広海…お茶はイイから、こっち来て…”
部屋の真ん中まで入り 荷物を置く優人
優人のそばに寄る アタシ
優人はアタシを ギュッと抱き締め
kissする
優人の腕
優人の唇
優人の身体
全部
ひさしぶり