―偽愛―



アタシは 気がのらないまま下に降りて



あんまり冷えてないスイカを食べ オカンの作ったカレーを食べた



それからまた 優人とふたりで部屋に戻り 昼寝した





太陽の日差しが あんまりにもキツくて 風も吹かない



アタシと海翔の風鈴はほとんど、ならず



セミの鳴き声と



海の波の音だけが



アタシの部屋にこだましてくる



ジトジトと 汗がつたい アタシは寝れなかった



優人は大の字になって イビキをかき、寝ている



こんなに暑いのに 寝れるなんて、よっぽど疲れてるんだ



仕事ばっかりの中 アタシに会いに来てくれたんだ



そう思うと無性に優人が愛しくなってkissをした



それでも優人は 何もなかったかの様に寝ている



アタシの中の小悪魔が 優人を起こしたくなる



またkissをする



今度はディープなkiss



うっとおしそうに 手で払いのけられる



それでも小悪魔のアタシがkissをする



目が覚める優人



アタシを抱き締め



kissをし返してくれる



アタシ愛されてる



それだけでアタシ



満腹



優人はアタシを抱き枕みたいに抱き締め、足まで絡めて



また 眠りにつく




アタシも 暑いの我慢して優人に寄り添って、眠りにつく




優人の匂い



優人の太い首



優人の厚い胸板



何もかも大好き




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