―偽愛―
―幸せ―
“優人…好きな人の所に行きなよ…”
“何言ってるの?広海の方こそ、俺以外に好きなヤツがいるんだろ… だけど、俺はお前を離さないから”
何?なにそれ…
何、勝手な事言ってるの…?
“アタシ…他に好きな人なんて…”
(いないよ)って思ったけど アタシの身体の中でモヤモヤした物が渦巻いていた
“優人の好きにしたらイイよ…”
半ば…あきらめ
なんか疲れちゃった
壁の方を向いて 横になる
優人 ただ煙草を吸ってる