―偽愛―



ただ走って 走って



走り疲れて




ゆっくり歩きだした所は



近くの駅





っても


家から歩けば15分かかる場所



さすがに アタシ


しんどい







“ごめん…俺…邪魔しちゃったけど…”


ハァハァ 息を切らして言う海翔



“アタシこそ!助けてくれて…ありがとう”



“だけど…これからどうするよ?”






アタシ達は ただ


ひたすら考えた







““とりあえず…戻ろっか?””


ふたり 声を合わせる




なんだか



…おかしい








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