―偽愛―
家に着くと 優人がオカンと話してる
まるで 何もなかったかのように…
海翔は オカンに怪しまれるといけないからって 後で帰って来る事になった
アタシは オカンと話してる優人を素通りして 部屋に帰る
優人も部屋に入って来る
“どういう事?…広海、あの男とデキてるの?”
今まで見た事ない 優人の険しい顔
“何言ってもの?あの人…昨日ここに来たばっかりだよ。それに…妻子持ちらしいよ
有り得ないでしょ?”
“ふーん。妻子持ち”
しばらく会話が途切れる