―偽愛―




とても冷たい眼差しで アタシを見ていた


悪いのは…アタシ?



海翔の奥さんは 1時間もしない間に 子どもを連れて帰って行った



オカンは 少し不思議そうにしていたけど 急な用事が出来たのだと 思い込んでいた




海翔は ただ“悪い”と言うだけだった






謝らないでよ



謝られたら… もう終りのような気がするよ



だから 謝らないで…



そして アタシのそばにいてよ




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