KISSよりも甘く〜俺様王子が恋をした〜

『よし、行くぞ。』


先輩はまたあたしの手を取りまた道を進んだ。


『先輩、今度はどこ行くの?』


『本屋。』


先輩は一瞬にやついた。


『…もしかして?』


『桜子の本買いに行くんだよ。カバーだけあっても意味がないだろ。』


…そうだけど…なんだか自分の本が先輩にバレるのが恥ずかしいし、何より売れてなかったら心配で…。


先輩の手を強く握った。


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