(短編)高校野球、マウンドの上の君。
夏、恋。


2年の夏休みが始まる1週間とちょっと前、


私は、恋をした。


ハァ…
暑い。

帰ってアイス食べたい。
最悪だわ…

学校は電気をつけても気味が悪かった。




数時間前…
帰宅部の私は、授業が終わってすぐに学校を出た。

そしてそのまま友達と遊んだ。


プリを撮って、
ファーストフード店に行く。


いつもと変わらなかった。

あるものがないこと、以外は…




家に帰った頃は7時過ぎ…

時計の長い針は3の少し過ぎた所をさしていた。


ファーストフードでお腹がいっぱいになってしまった私は、
夕飯も食べずに
ベッドに転がる。



…ケータイのメール、
今日はずっと確認してないや。


そう思って、ケータイを出そうとしてカバンの中をあさる。




…え?
ない…

いくら探してもない。


遊んでる時には使わなかったから…


学校に忘れてきたのか…



学校までは歩いて20分。

自転車でなら10分で行ける…


仕方ない…
行ってくるか。


しばらく乗ってない自転車を引っ張り出して

学校に向かった。





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