mixed Emotion
「・・・何で?」

私はパニックになった。美玖が退学?ありえない。

必死に理由を考えるが何も浮かばない。

「学校に警察が来てさ、私連れてかれて、それで・・・」

美玖は突然動揺しはじめた。声がかすかに震えている。

「待って、美玖落ち着いて。何で警察が学校まで来たの?」

理香ちゃんは美玖の手を優しく握って冷静に問いかけた。

「耕太が・・・、鑑別入ったの。私のせいで・・・。」

「耕太・・・?あぁ。」

あぁ、スピッツか。

「かんべつ?えっ鑑別所?!」

私も美玖からの連鎖反応なのか、動揺が収まらない。
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