mixed Emotion

私も往生際が悪い。

「ゆり、自分を落とすのはよくないよ」


「うん……」

もっとつかさ君が、ずるい男の子だったらよかったのに。
会ってすぐに手を出されて、捨てられてれば、こんなに傷つかなかったかもしれないのに。

「送るよ」



「ねぇ、また会える？」

私はすがるような目でつかさ君を見た。



「もう、会わない方がいいと思う。」


目の前から


光が消えたような気がした。



自分もその光と一緒に、いなくなってしまいたいとさえ思った。