mixed Emotion
「そうです。」
緊張して声が上ずる。
「ははっ。なんで電話になると敬語なの?」
携帯の向こう側から聞こえる声は確かに
「つかさ君」だった。
さっきので着信が
残ってしまったのだろうか。
「何してたの?」
「いや・・・テレビを・・・じゃなくて彼女が・・・えっと・・・」
言いたいことがごちゃ混ぜになって
言葉がうまく出てこない。
「・・・彼女?ああ、カラオケの時横にいた子?
あれ彼女じゃなくて妹だよ。」
「あっなんだ・・・ってそんなわけないじゃん!」
一瞬本当に妹ならよかったのになぁと思ったけど
それはそれで微妙だ。
「あっやっと普通にしゃべった。」
彼の話し方は落ち着いていて、
同い年の気がしない。
「ゆりの鞄についてたシールの、アルバムの3曲めにさー‥‥」
名前を呼ばれるたびに心臓が反応する。
やっぱり私・・・
「ゆり?聞いてる?」
「あ・・うん・・・」
やばい
ドキドキしすぎて
会話が脳に入ってこない
10分位話した後
つかさ君は機嫌良さ気に
またねって言って
電話を切った。
私はなんとなしに
つかさ君の番号を
携帯に登録した。
緊張して声が上ずる。
「ははっ。なんで電話になると敬語なの?」
携帯の向こう側から聞こえる声は確かに
「つかさ君」だった。
さっきので着信が
残ってしまったのだろうか。
「何してたの?」
「いや・・・テレビを・・・じゃなくて彼女が・・・えっと・・・」
言いたいことがごちゃ混ぜになって
言葉がうまく出てこない。
「・・・彼女?ああ、カラオケの時横にいた子?
あれ彼女じゃなくて妹だよ。」
「あっなんだ・・・ってそんなわけないじゃん!」
一瞬本当に妹ならよかったのになぁと思ったけど
それはそれで微妙だ。
「あっやっと普通にしゃべった。」
彼の話し方は落ち着いていて、
同い年の気がしない。
「ゆりの鞄についてたシールの、アルバムの3曲めにさー‥‥」
名前を呼ばれるたびに心臓が反応する。
やっぱり私・・・
「ゆり?聞いてる?」
「あ・・うん・・・」
やばい
ドキドキしすぎて
会話が脳に入ってこない
10分位話した後
つかさ君は機嫌良さ気に
またねって言って
電話を切った。
私はなんとなしに
つかさ君の番号を
携帯に登録した。