mixed Emotion
しばらくの沈黙の後、
「はぁ〜、助かったぁ」
気の抜けた声。
「ごめんねゆり、なんか最近私つけられてるみたいなの。」
「え?」
「怖くて振り向けないんだけど、いっつも同じ足跡がするの。」
理香ちゃんは自分が怯えているというよりも、
怪奇話でもするかのような話し方をするので、
「ちょっと〜やめてよ〜」
私は情けない声を出す。
「だから夜は外出てなかったんだけど、
最近昼間まで気配がして、最悪だよ。」
理香ちゃんの話方は普通に戻っていた。
「大丈夫?」
「うん、もう家着いたから、ありがとう!」
私は電話を切った。
理香ちゃんなら、ストーカー被害もありえる。
警察に言った方がいいんじゃ・・・。
いや、でも理香ちゃんは嫌がりそうだしな。
ふと王子様の顔が浮かんだ。
彼なら助けてくれるかも!
「はぁ〜、助かったぁ」
気の抜けた声。
「ごめんねゆり、なんか最近私つけられてるみたいなの。」
「え?」
「怖くて振り向けないんだけど、いっつも同じ足跡がするの。」
理香ちゃんは自分が怯えているというよりも、
怪奇話でもするかのような話し方をするので、
「ちょっと〜やめてよ〜」
私は情けない声を出す。
「だから夜は外出てなかったんだけど、
最近昼間まで気配がして、最悪だよ。」
理香ちゃんの話方は普通に戻っていた。
「大丈夫?」
「うん、もう家着いたから、ありがとう!」
私は電話を切った。
理香ちゃんなら、ストーカー被害もありえる。
警察に言った方がいいんじゃ・・・。
いや、でも理香ちゃんは嫌がりそうだしな。
ふと王子様の顔が浮かんだ。
彼なら助けてくれるかも!