15の夜はティラミス・ガールズと共に
「そうだよ…。分かるだろ、大学生なんだから」
寿はぶっきら棒に言う。
「和訳してよ」
「…ヤダ。 この話は終わり」
寿は恥ずかしさの頂点にいた。
中学3年生が異性に感謝なんて、もっとも苦手とするところなのだ。
「どういう意味なのさ?」
しかし、双子はしつこかった。もちろん、二人はその意味に気付いている。
「大学生って皆、君らみたいにバカなのか?」
寿は怒るついでに言った。
「だからさ、『raise me up』で『僕を勇気付けて』って意味だろ? まったく二人には負けるよ、バカが」
寿はぶっきら棒に言う。
「和訳してよ」
「…ヤダ。 この話は終わり」
寿は恥ずかしさの頂点にいた。
中学3年生が異性に感謝なんて、もっとも苦手とするところなのだ。
「どういう意味なのさ?」
しかし、双子はしつこかった。もちろん、二人はその意味に気付いている。
「大学生って皆、君らみたいにバカなのか?」
寿は怒るついでに言った。
「だからさ、『raise me up』で『僕を勇気付けて』って意味だろ? まったく二人には負けるよ、バカが」