15の夜はティラミス・ガールズと共に
 双子は顔を見合わせて、嬉しそうに笑った。

 「カアイ~、寿きゅん」


 「ざけんな、やめろよ」


 「私達は『ティラミス・ガールズ』! 君は…ヒサきゅん!」

 
 
 「あ~あ~、そうですか」


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 外は白みはじめる。双子は欠伸をする。
 寿は腕時計を見、「そろそろ帰っても平気そうだ」と言った。
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