パクり女とあたし
 


 「おじゃましまぁ~すっ!」

 「どうぞ上がってっ。あたしの部屋階段あがってすぐだから!」
 
 「はぁーいっ!」

 愛奈はピョンピョン跳びはねて階段を
のぼって行った。

 あたしも歩いて後を追う。

 「うわぁ~!すごいっ!可愛い部屋!」

 あたしが部屋に入ると愛奈はベッドに立ってはしゃいでいた。

 「そうかなぁ?結構部屋構うの好きなんだよねぇ」

 可愛い小物とかあったらすぐ買っちゃうんだよね。

 だから今のあたしの部屋には、ごちゃごちゃと小物があふれている。


 

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