パクり女とあたし
 



 その女子は、あたしの視線に気付いたのか、顔を上げた。


 髪は結構黒いロングですこしクセがあった。


 顔はもの静かな感じだけど、目がくりっとしてて可愛い。


 「あなた、亜希ちゃん??」


 え??

 あたしの事知ってるの?

 「あ、うん!亜希」

 少し遠慮気味に返事を返す。


 「知ってる知ってる!よく麻友ちゃんと一緒に居るでしょっ?私、宮野 愛奈って言うの。よろしくね!」


 愛奈はキラキラした笑顔を見せてきた。



 意外とフレンドリーな子だ。


  
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