好きになったのはS教師
―先生×生徒―
気持ち
ゆっくり歩いていたつもりなのに、あっという間に家についた
先生のマンションは、もう少し歩いた所にあるらしい
「お前の家が通り道でよかった
じゃあまた明日な!」
「うん、ありがとー」
別れを告げた後も、あたしは先生の姿が消えるまで見送っていた
なんだかモヤモヤする
名残惜しいような………
……………
……いや、ないない!!
あんなドS教師が名残惜しいなんて……
―――プーン…――
「おっ!!この匂い、
今日きっとハンバーグだぁ!」
久々のハンバーグの予感に、あたしは小さい子供のようにはしゃぎ、今までの事を忘れたように家の中へ入っていた