甘〜い魔法
第1章 天使の羽
「うっわ!やべ!」
俺は飛び起きた。
遅刻するしっ。
制服を慌てて着て、鞄をもち走って家を出た。
「あれ?晴〜?」
自転車を取り出していると、おふくろが呼んできた。
「何だよ。」
「お弁当!」
「あー、ありがと。」
おふくろから弁当を受け取ると、自転車に乗って学校へ一直線。

キィィィィ。
駐輪場に止めて、急いで校舎に入った。
キーンコーンカーン…
「やっべぇ!」
教室まで全力で走る。
あと3秒あれば着くというときに…、俺は遅れて良かったと思った。
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