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「えーと、今日からバレーボールだから。
じゃー二人一組になって、パスやって。」


なんだ、その適当な指示は…!



ますます顧問になると思うと不安…否、不満だ!!



「伊波ー、どーしよ人数奇数だー」


「じゃー順番に…」


「とゆーことで伊波は湊先生と組んできなー!」

はーい…て、え!?

「は!?」

「じゃぁ皆あっち側いこー」

ちょ、ちょっと待て香帆!

「待って、香帆ちゃん、わたしも入れてくれ…っ!」

「やーだー、香帆ちゃんだって伊波キモチわるーい。」


鬼…!
香帆のヤロウ、恨むぞ!



すると香帆はわたしに向かってウインクをした。

くそ、かわいいから様になってるぞ。


そうしてなぜか爛々とガッツポーズ
口パクで


"ふぁいとw"



て、何がだァァアアア!!




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