王子様彼氏とあたし
「やっと来たぁ。早くこっちに来なさい!」




「はーい。で話ってなに?」




「あらお姉ちゃんも来たのね。話っていうのは」




「なに、なになになにぃ~!?」




もちろん今のは私ではなくお姉ちゃん。




ホントなにを考えているかわからない。




「お姉ちゃんは関係ないの!で、お母さん何の話?」




お姉ちゃんはひとりでしょぼくれていた。




「話は高校のことなんだけど、、、彩音はどっか行きたいところあるの?」




そう言われてみれば考えてない。




「う~ん。行きたいところはないかな?」




私がそう言った瞬間お母さんの顔がニヤけた。




えっ!?なに?と思ったとき








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