死のカウントダウン
「…犯人を取っ捕まえて、陽菜の仇をとらないと気が済まないんだ…。」
「…そんなお前に朗報だ。
陽菜ちゃん、携帯を手に握っててな…。息を引き取る前に、“姫”って子と電話していた様だ。」
「姫?…そういえば、何度か陽菜の話に出てきたな。」
「そうか。明日にでも話を聞いてみるか。」
「…ああ。」
プルルルル・・
「はい、沢口です。」
「え…?私ですけど…」
「陽菜が…!?何で…!?」
「嘘…」
「…わかりました。
はい…はい…。」
陽菜が…死んだ――…!?