好きすぎて…
キーンコーンカーンコーン...
「やっばあ…
遅刻しちゃうよー…亜由ー!!
早くしないと、
先生に怒られちゃうよ」
焦りつつも急ぎつつも
ちょい、
ゆったりと歩いているのは
あたし、七美。
「ごめんっ、ごめんっ…
アイプチしてたら
つい…時間忘れちゃって」
あたし以上に
ゆったり歩いているのは
親友の亜由。
高校に入って1番に
できた友だちが
亜由で今となっては親友。
昔からの付き合いのようで
時々ちょっとした
けんかもするけど…
すごく何でも
分かってくれるあたしの
気持ちを第1に
考えてくれる親友の亜由。