イケメン王子とワガママ姫
「そうかそうか。」
「あんた名前は?」
…は?
怒んねぇの?
ってゆうか怒られる気は
全くないけど。
「瀬戸優哉です。」
「優哉クンか…しぃを頼むぞ。」
そう言って海斗は俺の肩をポンポンと叩いた。
「優哉さん。しぃチャンを泣かしたら
ただじゃおきませんよ。」
次は蓮に言われた。
フッ…
泣かしたら…か…
「栞は泣かさねぇよ。」
俺がそう言うと海斗達は
「それでよし。
しぃ、たまには帰ってこいよ。」
そう言って帰っていった。
…嵐のように去っていったってゆうのは
こうゆうことだな。