イケメン王子とワガママ姫



あたし達は体育館のホールに入り


指定された席についた。




「ただ今より桃川学園入学式を始めます。」


教頭らしき人が話してる。



そんな事より


あたしの頭の中は


さっきの瀬戸優哉でいっぱい…


思い出してしまったからには


忘れられない。


なんであたしと付き合うなんて言ったんだろ?


やっぱり遊びかなぁ?




ってゆうかなんであんな奴の事


考えてるんだろう。



あぁ〜もう!!


止めよ止めよ。


早く忘れよう!!


そう思って前を見た。



「次は新入生代表の言葉。」



「「「きゃあぁぁぁぁあぁ」」」


教頭がそう言ったとたん


女子が一斉に叫びだした。



な…何なの…


壇上に誰か男子生徒が上がっている。




…ん?


ちょっと待ってよ…?



あれって……




「…はぁぁあぁ!!?」



皆あたしを見ていたけど


気にしない。




あ…あいつ…




瀬戸優哉……





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