イケメン王子とワガママ姫



なぜか最近は、優哉があたしの部屋に


普通に住んでる。



一応、寮生活な訳だし


校則に違反することもあるけど


そこはスルーで。←



最初は納得いかなかったけど


今では、それが当たり前になっている。


…のが怖い。



「優哉。遅刻しちゃうよ。」


そして、住み着いている優哉は


今あたしを後ろから抱き締めてる。



顔を首元に埋めていて


優哉の柔らかい髪が触れてくすぐったい。



「んー?」


何回話し掛けても返ってくるのは


曖昧な言葉。



「ねぇってば!!」


チクッ…


「痛ッ…」


大きな声で叫んだとたん


首元にチクッとした痛みが走った。


「痛かった?」


優哉は、`珍しく'心配そうな顔をして


聞いてくる。


「うん。少し…」


…ってゆうか


「何したの!?」




< 120 / 213 >

この作品をシェア

pagetop