イケメン王子とワガママ姫
なぜか最近は、優哉があたしの部屋に
普通に住んでる。
一応、寮生活な訳だし
校則に違反することもあるけど
そこはスルーで。←
最初は納得いかなかったけど
今では、それが当たり前になっている。
…のが怖い。
「優哉。遅刻しちゃうよ。」
そして、住み着いている優哉は
今あたしを後ろから抱き締めてる。
顔を首元に埋めていて
優哉の柔らかい髪が触れてくすぐったい。
「んー?」
何回話し掛けても返ってくるのは
曖昧な言葉。
「ねぇってば!!」
チクッ…
「痛ッ…」
大きな声で叫んだとたん
首元にチクッとした痛みが走った。
「痛かった?」
優哉は、`珍しく'心配そうな顔をして
聞いてくる。
「うん。少し…」
…ってゆうか
「何したの!?」