イケメン王子とワガママ姫



「栞。来い。」


そう言って優哉はあたしの手を握り


歩きだした。




その様子を大輔は


何とも言えない表情で見ていた。




どこ行くんだろう?


まぁ方向からしていつもの所だよね?



ってゆうかあたし何かしたっけ?


優哉怒ってるっぽいんですけど…



あたしは頭をフル回転させて考えたけど


全く分からず…



そして着いた場所は


やっぱりいつもの場所。



優哉が座ったから


あたしも隣に座った。



優哉は無言で。


でも握っている手は離さない。


なんかあったんだな…


あたしでも分かるくらい


優哉の様子がおかしかった。




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