イケメン王子とワガママ姫
あれから何日もたったが
佐藤は俺たちに関わってこない。
関わってこないのはいい事だけど
逆に全く何もしてこないのが
不気味だった。
あいつの性格からしたら
こんなに静かなのはあり得ない。
でも、俺はあまり気にもせず
普段どおり過ごしていた。
それが、間違いだった…
────
いつも以上に気温が低いある日。
俺は栞の部屋で栞を抱きしめ
暖まっていた。
「優哉。学校行こう?」
「やだ。寒い。」
学校なんか行かなくても
1日中、栞とイチャイチャして
暖まっているほうがいい。