イケメン王子とワガママ姫



担任が来たから


奈緒は席に戻った。




数十分後…


担任からの話が終わり


下校になった。



あたしは奈緒に


「瀬戸優哉の所に行ってくる。」


とだけ伝えて


朝の場所に向かった。




「確かこの辺だったと思うけど…」


そう言いながら瀬戸優哉を探す。




あ…


いた…



やっぱりやめようかな…


でもきっぱり断った方が…



なんて迷ってる間に


瀬戸優哉があたしに気づいてしまった。



「そこで何やってんの?」


瀬戸優哉は少し呆れた顔で言った。


「別に。」


迷ってました。


なんて言えないし。



あたしは瀬戸優哉の方まで行き


瀬戸優哉から離れて座った。



「なんでそんなに離れてんの?」


瀬戸優哉はさっきから


質問ばっかだ。


「だって…」


あんまり近づきたくないし…


なんか危ない気がするし…




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