イケメン王子とワガママ姫


「でも、また会うんだよ?

その時には、俺のこと

好きになってるかもよ?」



…え?


今、また会うって…


どうゆうこと…?



「じゃ、皆さん。またね。」


そう言って手を振りながら


大チャンは去っていった。



「また会うって何なのよ?」


「俺にもよく分かんない。」


奈緒と光輝クンが不思議そうに言った。



「そんな事より、帰るぞ。」


優哉は、そう言って


あたしに制服の上着をかけて


フワツ…と抱き上げた。



「…ッな!?

ちょ…下ろして!!

恥ずかしいじゃん!!」


あたしは足をバタつかせた。


何が恥ずかしいかって?




それは、お姫様抱っこをされてるから。




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