イケメン王子とワガママ姫
好き
あたしは寮で
さっきの優哉の言葉を思いだしていた。
「俺、本気だから。」
あの優哉の言葉を信じていいのかな?
ってゆうかあたし
優哉のこと…
…好き…なのかな?
…いやっ!!
あり得ない!!
あたしがあんなドS男のこと好きとか
絶対ないし。
しかも会ったばっかだし。
……
はぁ…
ふと頭に浮かんだ奈緒の顔。
「奈緒に電話してみようかな…」
あたしはそう思って奈緒に電話した。
『栞?どした?』
奈緒はすぐ出てくれた。
「奈緒…相談があるんだけど…」
『瀬戸くんのこと?』
さすが。
奈緒は何でもお見通しだ。
「うん。」
『今から栞の部屋行くから待っててね。』
そう言って電話を切った。