イケメン王子とワガママ姫



「いえ。何も言ってないです。」


そう言ったけどスルーされた。



だんだん優哉が近づいてくる。


「…ちょっ…」


あたしピンチ!!


後ろは壁。


もう逃げ場はない。


あたしと優哉の間はあと5センチ。


キスされると思ってあたしは


ギュッと


目を閉じた。







…チュッ





…へ?


おでこに軽くキスされた。



「今日はここまで。じゃな。」


そう言って優哉は帰って行った。



な…なんなのよ…



でも両思いになれた訳だし…


良かった…のかな?



こうしてあたし達は両思いになった。




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